天使も唐揚げも価値の無い人間は救わない

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天使が気まぐれかあるいは投影か手を差し出してくれたのに僕は顔もみれなかった。
だから天使があの娘だった確証はない。
でも天使の人間な部分も知っている。
知ってるなんて失礼だよね。
だめだめだ、だめだめだ、だめだめだ。

400円の煙草に変えてから体調が悪い。
視界も悪い。
吐きそうだ。
カッターナイフをなくした。
心のカッターナイフが錆びついて刃先が自分に向いてからというもの現実で僕を助けてくれている気がしていたナイフだ。
だから頭を殴った。
キーボードに叩きつけた。
血は出ない。
なにがしたいんだろう?
もう大丈夫だと思ったのに。
カロリーすらも見放してきた。
ひとりで食べた唐揚げあんかけ丼はおいしくなかった。
久しぶりに欲張って大盛りにしたけど並のほうがおいしかった。
だから唐揚げマヨネーズも食べた。
美味しくない。
満たされない。
満たされる権利などないのだから当たり前だ。
ただ醜くなっただけだった。
気持ち悪い。
8階からみた地面がはじめて怖くなかった。
羽根は生えてこない。
現実から逃げ出したところにもVoidが待っているなんて酷すぎる。
何回目だろうか。
ときどき自分で思う。
この絶望はファッションでやってるんじゃないかと。
しかしやはりどうして
抗えないのだ。
誰か助けろ。頼む。